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カリブディス (HMS Charybdis, 88) は、イギリス海軍の軽巡洋艦。ダイドー級。 ==艦歴== カリブディスはキャメル・レアード社で1939年11月9日に起工〔''Cruisers of World War Two, p.122〕。1940年9月17日に進水〔。1941年12月3日に竣工した〔。就役後は本国艦隊に編入され、1942年3月終わりに機雷敷設(S.N.87作戦)をおこなった。翌月、H部隊に編入されジブラルタルへ向かった。 カリブディスの任務はマルタへ航空機輸送をする空母の護衛であった。1942年6月、カリブディスはハープーン・ヴィガラス作戦に参加した。この作戦はジブラルタルとエジプトから同時にマルタへ物資を輸送するものであった。1942年7月にはマルタへの航空機輸送作戦、ピンポイント作戦とインセクト作戦に参加した。8月、カリブディスはマルタへの輸送作戦、ペデスタル作戦で空母イーグルを護衛した。9月と10月は大西洋を哨戒し、10月には再度マルタ島への航空機輸送、トレイン作戦に参加した。1942年11月からモロッコ、アルジェリア上陸作戦に参加。 1942年12月12日、本国艦隊に編入のためイギリス本国へ向かった。1943年の最初の3ヶ月はスカパ・フロー周辺での機雷敷設や北海で哨戒をおこなっていた。8月、カリブディスはジブラルタルに戻りそこから地中海で船団護衛に従事した。9月、カリブディスはサレルノ上陸作戦であるアヴァランチ作戦を支援した。 翌月ポーツマスに戻り、ビスケー湾の哨戒に従事。 1943年10月22日、カリブディスはイギリス海峡で駆逐艦6隻とトンネル作戦(フランス沿岸でのドイツ艦艇捜索と攻撃)に参加した。カリブディスと駆逐艦グレンヴィル、ロケット、リンボーン、ウェンスリーデイル、タリボント、スティーブンストンからなるイギリス艦隊は19時にプリマスから出撃した〔''The German fleet at war, 1939-1945'', p.190〕〔''Naval Warfare in the English Channel 1939-1945'', p.215〕。また、10月9日に物資を搭載してブレストに到着していたドイツの封鎖突破船ミュンスターラントが同日15時にブレストを離れており、その護衛として水雷艇T22、T23、T25、T26、T27が存在していた〔。23日1時30分にカリブディスのレーダーが敵を捉え〔''The German fleet at war, 1939-1945'', p.191〕、1時45分にはカリブディスは星弾を発射した〔''The German fleet at war, 1939-1945'', p.192〕。一方ドイツ水雷艇は雷撃を行い1時47分にカリブディスの左舷に魚雷1本が命中〔。さらに1時51分にももう1本命中し〔、カリブディスは2時30分に沈没した〔''The German fleet at war, 1939-1945'', p.193〕。乗員は107人が救助されたが、464人が戦死した〔。また、この海戦ではカリブディスのほか駆逐艦リンボーン(HMS Limborne)も失われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カリブディス (軽巡洋艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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